戦前は,法律上,長男が単独相続する制度でした。
教育上も,親,年上,いわゆる目上の人を尊重する方針でした。
戦後の法律改正により,子は均分相続になりました。
しかし,
戦前の教育を受けていた人は,
法律が改正されても,
跡取りの長男がすべてを相続することについて,
(本心からか,不本意かはともかく)同意し,
相続において,争いが生じることは少なかったようです。
ところが,年月が経ち,
法律改正による均分相続制度のことが広まったこと,
権利意識が高まったこと,
低迷する経済状態などから,
「もらえるものは,もらっておこう」,という考え方が主流になってきています。
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