2009年10月29日木曜日

遺言無効確認の訴え

遺言無効確認の訴えは,

遺言について,

他人が偽造した,と疑われる場合や

遺言作成時,判断能力がなかった,と疑われる場合

などに,その遺言は無効であるとの確認をもとめる訴訟です。


しかし,遺言者が,生存している時点では,

かりに,遺言者が,医学上,判断能力を回復しないとされるような状態でも(いわゆる植物状態),

遺言無効確認の訴えは,できない,とされています。

(最高裁判所昭和31年10月4日判決民集10巻10号1229頁)

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