2010年7月30日金曜日

トラブルが生じる原因10

トラブルが生じる原因として,


中途半端な知識で理解する人,というのがあります。




(例)


インターネット上で,検索して,分かった気になっている人。


たしかに,ネット検索だけで,問題解決することも少なくありません。


ただし,事件というのは個別具体的なものです。


ネット上の例示に該当しない場合がありますし,


実際の法律問題は,多角的になっていますので,


実はAはダメだけど,BならOKとか,


ネットの例示には記載していないが,


専門家なら知ってて当然の不文律みたいなものもあります。


あらかじめ知識をもっているのは良いことですが,


市役所の無料相談会もありますので,


直接専門家に尋ねることをお勧めします。





*ネット上で,素人が法律問題の回答を求めている,というのをよく見ます。


回答者は,顔も見えなければ,専門家かどうか分からない人にもかかわらず,


その回答で納得していることがあります。



質問者がネット上の回答を信じた結果,損害が発生しても,


回答者は責任を取ってくれませんので,ご注意ください。


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2010年7月29日木曜日

トラブルが生じる原因9

トラブルが生じる原因として,


必要なお金をケチる,ことがあります。


(最終的に問題が生じなければ,いいのですが)


危険回避のための,お金をケチる人がいます。


確かに,法律問題は非日常的ですので,難しいのですが。


事前に専門家に相談するだけでも,トラブルの確率を減少できたのに,


と思うことが,しばしばあります。


結果論にはなりますが,問題が生じ,あるいは,さらに悪化して,


多額のお金が必要になる(多額のお金を損する)ことがあります。


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2010年7月21日水曜日

トラブルが生じる原因8

トラブルが生じる原因に


書類を作成しない,というのがあります。


口約束のみの場合です。


書類にすることで,


①忘れることを防ぐことができる。



②合意内容を確認できる。



③証拠になる。



口約束だけでも,契約は成立しますが,



口約束だけでは,言った言わないの論争が生じてしまいます。

提案にとどまらず,



お互いに契約(合意)する意思があるなら,



書面にして確実なものにしておきましょう。



できれば,約束期限ももうけて,



名義を変更するなど,契約内容を実行しましょう。



契約当事者が亡くなった場合,



相続人から,知らないとか言われて,面倒なことになることがあるからです。


(例)


遺産分割協議について,


口頭で協議が成立したのであれば,協議書を作成しましょう。


とくに,相続人の数=当事者数になるので,


まとまったときに,協議書作成し,さらに遺産分割も実行しておきましょう。


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2010年7月16日金曜日

トラブルが生じる原因7

トラブルが生じる原因として,


正規の手続きをとらない,というのがあります。


そもそも正規の手続きを知らないのか,


あえて,マイウェイを進んでいく人なのか,


理由があって,正規の手続きを回避しているのか,

ともかく,


正規の手続きとは異なる手続きをした場合,

不利益を生じる可能性が高いです。




(例)


ハローワークで求職手続きしないで,就職する場合。


雇用保険に加入していた場合,


必ず,ハローワークで求職手続きをするべきです。

ハローワークで求職手続をし,再就職した場合,

就職手当金をもらえることがあるからです。

この手当金は,少なくともハローワークで求職手続きをしたことが条件ですので,

あとから,ハローワークで手続きをしても,手当金をもらえないのです。



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2010年7月14日水曜日

相続の相談

相続が発生した場合,

(相続人で争いになる場合もありますが)

通常,遺産分割を主導する相続人がいます。

配偶者(夫,妻)だった相続人であったり,

被相続人と同居していた相続人であったり,

長男,長女たる相続人であったり。

従たる相続人は,遺産分割の内容に異議がなければ,

主導する相続人の言うとおりに行動することが多いと思います。

従たる相続人は,相続手続きについて,

書類の提出と押印だけすれば足りるので,楽ですが,

相続手続全体について説明してもらえないこともあり,

不安になることもあります。

そういうときは,専門家に相談してください。


*書類の内容をよく見ないで,押印すると,

大変な問題が生じることもあるので気をつけてください。

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2010年7月12日月曜日

トラブルが生じる原因6

トラブルが生じる原因として,


「ウソ」をつくことがあります。


公的な書類に,ウソを記入した場合,


①公的な書類には,本当のことを書くはずという,真実の推定がはたらきます。


②かりに,ウソを書いたとしても,ウソをついた本人は不利益を受けても仕方ない。


ということになります。


たとえ,それが,知人のためについたウソだったとしても,


ウソをついた報いは,うそつきに返ってきます。


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2010年7月11日日曜日

トラブルが生じる原因5

トラブルが生じる原因として,

「名義貸し」があります。

なんらかの理由で,名義借り人が,自己の名義を使用できないので,

他人の名義を貸してもらうのです。

(例)

本人A,知人B,クレジットカード会社C

本人Aは,知人Bから,

「生活費に困っている。迷惑をかけないから,Aさん名義のクレジットカードを

わたしに貸してくれ。返済は,わたしがキチンとするから・・・」

→Aは,クレジットカード会社Cに対し,クレジットカードの申し込みをする。

→クレジットカード会社Cが,A名義のクレジットカードを発行する。

→AはクレジットカードをBに渡す。

→Bがクレジットカードを使用する。

→Bが返済をしなくなる。

→Aにクレジットカード会社Cから督促が来る。


Aが,クレジットカードCに対し,

「知人Bがクレジットカードを使用した。わたしは使っていない。Bに請求してくれ。」

と,言ってみても,法律上は,そんな言い訳は通用しません。

クレジットカード契約において,

「名義貸しの場合も,クレジットカードの名義人が責任を負うこと」になっていますし,

AはBにクレジットカードの使用を許諾した代理権の授与があったことになります。

常識から言っても,クレジットカード会社Cを保護するのが当然の帰結になります。


*もし,知人Bに取られたのであれば,警察とクレジットカード会社に通報しましょう。
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2010年7月5日月曜日

トラブルが生じる原因4

トラブルを生じる原因に,

順番のまちがい,というのがあります。

(例)

友人(親族)にお金を貸した。

→返済してもらえるか不安になる 。

→専門家に相談する。


お金を貸す前に,専門家に相談しましょう。

たとえ,借金の契約書があっても,貸した相手に資産がなければ,

どうしようもありません。

貸す金があるなら,その分を減らしてでも,専門家の相談料に充ててください。

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2010年7月2日金曜日

トラブルを生じる原因3

トラブルが生じる原因というか,

トラブルを悪化させる原因のひとつに,

泥沼に陥る,というのがあります。

(例)

友人(親族)にお金を貸した。

→返済してくれない。

→もう一回貸してくれたら,資金繰りが立つ。

→お金を貸す。

→やはり,返済してくれない。

→もう一回貸してくれたら,資金繰りが立つ。

→以下繰り返し・・・

→専門家に相談。

おそくとも,最初の返済をしてくれない時点で専門家に相談に行くべきです。

だいたい,金に困っているから,金を借りるわけです。

そんな奴が,返済原資をもっているわけがありません。

かりに,お金があっても,取立てが厳しいサラ金などの返済に回ってしまいます。

少なくとも,一度も返していない場合,追加で貸してはいけません。

また,今まで返してくれたからといって,貸付金額を増加してはいけません。

ある程度信用を与えて,高額になったら持ち逃げるする人もいるからです。


*なかには,自分が他人から借金をして,その借金したお金を友人(親族)に貸す人がいます。

これは,絶対してはいけません。

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