2010年5月2日日曜日

遺言の必要性4

戦前は,法律上,長男が単独相続する制度でした。

教育上も,親,年上,いわゆる目上の人を尊重する方針でした。

戦後の法律改正により,子は均分相続になりました。

しかし,

戦前の教育を受けていた人は,

法律が改正されても,

跡取りの長男がすべてを相続することについて,

(本心からか,不本意かはともかく)同意し,

相続において,争いが生じることは少なかったようです。

ところが,年月が経ち,

法律改正による均分相続制度のことが広まったこと,

権利意識が高まったこと,

低迷する経済状態などから,

「もらえるものは,もらっておこう」,という考え方が主流になってきています。

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