2009年7月2日木曜日

葬儀には最低いくら必要か?(札幌市内)

【火葬費用】
札幌市では,札幌市民の火葬費用は,無料です。

【埋葬(埋蔵)費用」
地を持っていなくても,札幌市営の平岸霊園で焼骨を埋蔵してくれます。
ただし,合葬式の墓(合同納骨塚)になります。(1体の永代料1,900円)

【遺体の運送費用】
 「葬式をしない(戒名・法名も不要)場合」,他に必要になるのは,

 亡くなった場所から火葬場
 (亡くなった場所から自宅,自宅から火葬場)への「遺体の運送費用」,

 火葬場から霊園までの「焼骨の運送費用」,です。

 遺族が,自家用車で遺体や焼骨を運送することは,可能です。しかし,遺体の運送については,腐敗など問題があるので,業者に依頼すべきでしょう。
 霊柩自動車による遺体の運送を業務とする場合は,国土交通大臣の許可が必要になります。
 霊柩自動車の運送料は,霊柩自動車の種類や走行距離などに応じて計算されます。

 *具体的な運送料について,計算方法が,それぞれの事業者によって異なること,時間帯や豪雪地帯では冬季割増しなどがあることから,示すことができません。

 一般的には,葬儀業者を通じて,霊柩自動車を依頼することが多いようですが,直接,霊柩運送事業者に依頼することもできます。
 霊柩運送事業者は,正当事由がなければ,遺体の運送申し込みを拒絶できません。
 
 
*あとは,棺桶,遺体保存用のドライアイス,焼骨を入れる骨壺の費用ぐらいでしょうか。


【火葬・市営霊園の問い合わせ先】

札幌市 保健所 生活環境課 墓園管理係 

札幌市中央区大通西19丁目 WEST19 3階 電話:011-616-2855

*札幌市墓地条例の第4条第3項によると,
 「公の援助を受ける者、市長において貧困のため使用料を納付する資力がないと認めた者その他市長が特に必要があると認める者には、使用料を減額し、又は免除することができる。」
 とされていますので,1900円の永代料についても,減額・免除をしてもらえることがあります。

*札幌市火葬場条例の第8条第1項によると,
 「火葬場で火葬炉を使用した者は、焼骨を引き取らなければならない。」
とされていますので,遺体の火葬後は,焼骨を引き取ることになります。